「ボウイングの弓の返しのときの
親指の位置を直しておいで」
と指示されたHくん。
ボウイングの手のクセは
直すのに時間がかかるんだけどね、
とも言われたそうです。
そこで演奏姿勢を見せていただきました。
ふむふむ。
胸郭を整えて
手首の返し方を負担なく自然に…
Hくん「動かしやすい!
そして先生に言われた親指の位置になってる!」
へっへっへ( ̄▽ ̄)
ヴァイオリンのボウイングの形は
先生によって言うことが違ったり
言われた通りにしようとしても
なかなかできなかったりします。
理由は、
「結果を変えなさい」
と言われているからなのです。
伝わるかしら。
結果を変えるには
プロセスから変える必要があります。
その親指の位置は
肋骨、肩、肘、手首のつながりの結果です。
親指の位置を変えようとしても
肋骨、肩、肘、手首を変えないと
変わらないか、無理がかかって傷めるか
親指の位置から手首、肘、肩、
と少しずつ変わっていって時間がかかるか
どれかです。
ヴァイオリンの先生は
機能解剖学を知っているわけではありません。
なぜ親指がそうなっているか
は分からないので
「親指の位置があるべき位置にないので
直しなさい」
としか言えないのです。
先生は音楽の先生であって
身体操作の先生ではないですからね。
先生が悪いわけではありません。
でも、身体操作のプロとの連携は
ぜひ考えていただきたいと思いました。
大事な生徒さんが怪我をする前に。
そしてヴァイオリンを習っている皆さんも
先生に言われた通り動かすのが難しい
と感じたら
私ボディチューニングトレーナーの
高橋万紀子にご相談くださいね。
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